屋根の流れ方向に平行な壁との取合いに設ける幅広の雨押えには,流れ方向と直角方向にも水勾配を付けた。

壁の出隅部分と取合う溝板の立上り部には切欠きができるので,その切欠き部の裏面に当て板をはんだ付けした。

水上部分と壁との取合い部には雨押えを設け,溝板には水返しを設けた。

軒先と平行に張り付ける下葺きアスファルトルーフィングは、流れ方向の重ね幅を100mmとし、ステープル釘での仮止め間隔は300mm程度とした。

通し吊子の鉄骨母屋への取付けは、平座金を付けたドリリングタッピンねじで、下葺、野地板を貫通させ母屋に固定した。

キャップは、溝板と通し吊子になじみよくはめ込み、均一かつ十分にはぜ締めを行った。