壁表面の結露は,壁表面の温度における飽和水蒸気圧が空気中の水蒸気圧より低くなる場合に発生する。

冬場の暖房時に,外壁出隅部の室内側は,温度が低下しやすく結露しやすい。

夏場に冷房された部屋では,換気によって外気が流入すると結露しやすい。

表面結露は,壁面で空気が冷却され露点温度以下になると壁表面に生じる。

壁体に比べ大きな熱伝導率を持つ部材が壁内部にあると熱が集中して流れ,熱橋となり結露しやすい。
 
乾燥空気と共存できる水蒸気の量は、気温が低いときよりも高いときの方が多い。

相対湿度は、湿り空気中に含まれている水蒸気分圧のその温度における飽和水蒸気分圧に対する割合で示される。

露点温度とは、湿り空気が冷やされて空気中に存在する一部の水蒸気が凝縮し水滴となり始める温度をいう。

内部結露は、壁体内部の水蒸気圧が湿度に応じた飽和水蒸気圧より高い場合に生じる。

相対湿度は、湿り空気中に含まれている水蒸気分圧のその温度における飽和水蒸気分圧に対する割合で
示される。

露天温度とは、湿り空気が冷やされて空気中に存在する一部の水蒸気が水滴となり始める温度をいう。

絶対温度を一定に保ったまま、乾球温度を上昇させると、相対温度は低くなる。

冬季の暖房時に、外壁出隅部の室内側は、温度が低下し結露しやすい。