厚さ18cm以上のコンクリート部材においては,コンクリートの圧縮強度が10N/mm以上になれば,以降の湿潤養生を打ち切ることができる。

コンクリート打込み後5日間は,振動によってコンクリートの凝結及び硬化が妨げられないよう養生する。

マスコンクリート打込み後,部材断面の中心温度が外気温より25℃以上高くなるおそれがある場合,保温養生を行う。
 
コンクリート打設後,コンクリート面が露出している部分に水密シートによる被覆や散水を行うことは初期養生として有効である。

大断面の柱や基礎梁など,部材断面の中心部の温度が外気温より25℃以上高くなるおそれがある場合は,保温養生により,温度ひび割れの発生を防止する。

早強ポルトランドセメントを用いる場合,普通ポルトランドセメントを用いる場合より湿潤養生の期間を短くすることができる。
 
コンクリートが硬化後に所要の性能を発揮するためには,硬化初期の期間中に十分な湿潤養生を行う。

打込み後のコンクリートが,透水性の小さいせき板で保護されている場合は,湿潤養生と考えてもよい。

湿潤養生の期間は,早強ポルトランドセメントを用いたコンクリートの場合は,普通ポルトランドセメントを用いた場合より短くすることができる。
 
大断面の部材で,中心部の温度が外気温より25℃以上高くなるおそれがある場合は,保温養生により,温度ひび割れの発生を防止する。

連続的に散水を行って水分を供給する湿潤養生は,セメントの凝結が終了した後に行う。

養生剤を塗布して水分の逸散を防ぐ湿潤養生は,ブリージングが終了した後に行う。
 
打込み後のコンクリート面が露出している部分に散水や水密シートによる被覆を行うことは、初期養生として有効である。

湿潤養生を打ち切ることができる圧縮強度は、早強ポルトランドセメントと普通ポルトランドセメントは同じである。

打込み後のコンクリートが透水性の小さいせき板で保護されている場合は、湿潤養生と考えてもよい。
 
膜養生剤を塗布して水分の逸散を防ぐ湿潤養生は、ブリージングが終了した後に行う。

大断面の部材で、中心部の温度が外気温より25℃以上高くなるおそれがある場合は、保温養生により、温度ひび割れの発生を防止する。

普通ポルトランドセメントを用いた厚さ18cm 以上のコンクリート部材においては、計画供用期間の級が標準の場合は、コンクリートの圧縮強度が10N/m?以上になれば、以降の湿潤養生を打ち切ることができる。

連続的に散水を行って水分を供給する方法による湿潤養生は、コンクリートの凝結が終了した後に行う。

湿潤養生の期間は、早強ポルトランドセメントを用いたコンクリートの場合は、普通ポルトランドセメントを用いた場合より短くすることができる。

打込み後のコンクリートが透水性の小さいせき板で保護されている場合は、湿潤養生と考えてもよい。