平面的に長大な建物には，コンクリートの乾燥収縮や不同沈下等の影響が生じないよう，エキスパンションジョイントを設ける。

柱は，地震時のぜい性破壊の危険を避けるため，軸方向応力度が小さくなるようにする。

床スラブは，過大なたわみを防止するため，小梁を設けてスラブ１枚当たりの面積を小さくする。

平面的に長大な建物には、コンクリートの乾燥収縮や不同沈下等の問題が生じやすいので、エキスパンションジョイントを設ける。

煙突等の屋上突出部は、剛性が急変するため大きな地震力が作用するので、設計震度を増大させて計画する。
　
建物に設けるエキスパンションジョイント部のあき寸法は、建物の高さを考慮する。

同一階に同一断面の長柱と短柱が混在する場合は、地震時に短柱の方が先に破壊しやすい。

耐震壁は、地震時にねじれ変形が生じないよう、建物の重心と剛心との距離が小さくなるように配置する。

煙突等の屋上突出部は、剛性が急変するため大きな地震力が作用するので、設計震度を増大させて計画する。

地震時の応力集中による変形茜損傷を避けるため、各階の剛性に大きな偏りがないように計画する。

腰壁、垂れ壁、そで壁等は、柱及び梁の剛性やじん性への影響を考慮して計画する。

建物間に設けるエキスパンションジョイント部のあき寸法は、建物相互の変形量を考慮する。

同一階に同一断面の長柱と短柱が混在する場合は、地震時に短柱の方が先に破壊しやすい。

特定の階だけ階高を高くすると剛性が不連続になるので、耐震壁を増やすなど、その階の剛性増加を図る。