鉄骨の工作に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 高力ボルト用の孔あけ加工は、板厚が13 mmの場合、せん断孔あけとすることができる。
2 490 N/mm2級以上の高張力鋼にけがきをする場合、孔あけにより除去される箇所であれば、ポンチによりけがきを行ってもよい。
3 工事現場で使用する鋼製巻尺は、JISの1級品とし、巻尺に表記された張力で鉄骨製作工場の基準巻尺とテープ合わせを行う。
4 厚さ6mmの鋼板に外側曲げ半径が厚さの10倍以上となる曲げ加工を行う場合、加工後の機械的性質等が加工前の機械的性質等と同等以上であることを確かめなくてもよい。


解答・解説
解答 1
高力ボルトではせん断孔あけはしてはいけません。
鉄骨製作工場でドリル開けが原則です。
鉄板板厚が13 mm以下の場合、せん断孔あけとすることができます。

関連分野別はこちら 高力ボルト接合

さらにこちら 鉄骨の工作